株の高利回り運用には武田薬品が必要

超低金利の今、銀行預金の利息は0コンマの世界であり、元本保証という以外に妙味はなくなっています。外貨預金も以前は高利回りでしたが、世界的に金利が低下しており、特筆すべきほどの水準でもなくなりました。そこで高利回り運用先として注目が高まっているのが、高配当株式です。企業業績が好調で、増配する会社が多くなっていることもあり、配当利回りが3%を超える銘柄が珍しくありません。
中でも薬品業界は昔から高利回りの銘柄が多いことで知られる業種です。需要が安定していることから業績も好調な会社が多く、高利回り運用に薬品株は必要不可欠な存在になっています。
薬品業界のリーディング・カンパニーである武田薬品工業(東証1部・証券コード4502)も1株180円配当の高利回り銘柄です。現在の株価6,065円(2015年12月30日終値)で計算した配当利回りは2.97%。単元株数が100株ですので、投資額は606,500円必要ですが、NISA口座内で買える金額です。配当も非課税となりますので、年間配当収入は18,000円という高水準を確保できます。
武田薬品工業はかつてに比べ業績は低迷しており、2016年3月期の1株利益は113.6円の予想で、タコ足配当の状況となっています。ただ、利益剰余金が1兆6千億円弱あることから、会社側では当面180円配当は維持すると表明しています。この業績を反映して株価も5,000~6,000円台のボックス相場が続いているので、狙った水準で買えるというメリットがあります。配当利回り3%を狙うなら6,000円を割った時に買えば実現します。
今後の武田薬品の見通しですが、新薬群が業績に反映されてくることから毎年営業利益は増加する予想になっています。増配の見込みは少ないものの、3%の利回りは確保できそうなことから、武田薬品は高利回り運用のポートフォリオには必要な銘柄といえます。